”ピーコックセオリー”とは、直訳で”孔雀(クジャク)理論”のこと。
現代において、ナンパ師やモデルなどのモテ男が知らず知らずのうちに活用している理論のことです!
別名をハンディギャップ理論とも呼びます。
敵に食べられやすいのにもかかわらず目立つ羽をもったオスのクジャクが元気に生きていたとする。
つまり、強いオスだ。
これはメスへの強烈なモテサインになります。
動物界で実際に起きていることです。
人間への応用も可能です。
詳しく見ていきましょう。
⇒【爪の長い男がモテない理由とは?】
⇒【モテるには女性用香水をつけろ?!】
目次
ピーコックセオリーとは
1975年にイスラエル人の生物学者アモツ・ザハヴィ(Amotz Zahavi)によって提案されました。
たとえば、一見敵に食べられてしまいそうな、羽が綺麗なクジャク。
実際に羽が綺麗なクジャクは、目立つため敵に食べられやすくなってしまいます。
しかし、羽が綺麗なクジャクは淘汰(とうた)され消えていなくなっていたりはしません。
脈々と遺伝子を受け継いだ子孫を残しています。
超絶モテるため、子孫を残しまくれるのです。
人も動物の一種なので、この生物学の理論を活用して、既にモテている人が大勢います。
⇒【モテる髪型は女性誌を見ろ!?】
⇒【黒髪はモテる!?女子ウケ最悪!?】
羽が綺麗なクジャクが生き残っているのは異常事態だ
クジャクは、羽が綺麗なほど敵に食べられてしまいます。
これは進化的にありえません。
進化の理論から外れています。
一般的に、弱い個体、弱い特徴、生存に無駄な特徴は、進化によって淘汰(とうた)され絶滅するからです。
このおかしな事態を説明するのが、ピーコックセオリーです。
⇒【手首に腕時計無しは超ダサい?!】
⇒【明るい性格のほうがモテる理由!?】
ピーコックセオリーをわかりやすく解説
ここでひとつ、思考実験をしてみましょう。
大昔に10匹のオスのクジャクがいたとして、5匹が羽が綺麗、5匹が羽が汚いとします。
すると一見、その1万世代ぐらい後、つまり、その10匹の孫の孫の孫の…世代では、羽の汚い孔雀の子孫だけが生き残るように思えます。
羽の綺麗なオスは敵にすぐ食べられるため、子供を残さないと考えられるからです。
ですが、実際にはそうはなりません。
そうなってはいません。
(綺麗な孔雀、現代でも普通にいますよね?)
なぜなら、羽が綺麗なオスは超絶モテるからです。
汚いオスはキモいので、メスは完全無視。
これは人間も全く同じですね。
たしかに羽が綺麗なオスは敵に食べられます。
しかし、食べられる前に子孫を残しまくるのです。
そういった生存戦略なのです。
羽が綺麗なオスはモテるからモテる
羽が綺麗なオスは、羽が綺麗だからモテるわけじゃありません。
綺麗とか汚いとかは、人間の勝手な意見です。
実は、いかに敵に見つかりやすいが重要です。
クジャクのメスはオスの羽が綺麗か汚いかではなく、敵に見つかりやすく食べられやすい羽を持つオスに、強く惹かれているのです!
なぜなら、羽が綺麗だということは、敵に見つかりやすい羽を持っているのにもかかわらず、元気に生きている、強いオスである証明になっているからです。
また、綺麗な羽を発達させられるほど、遺伝子が強く、病気にも強い証明にもなっています。
汚いオスはモテないからモテない
一方、汚いオスは長生きして、ブサイクなメスや婚期を逃したメスと、なんとか子孫を残します。
これも人間と同じですね。
汚いオスはモテないため、子供を残すことができません。
また、汚いオスとメスのクジャクが結婚して生まれた子供は、もちろん遺伝で羽が汚くなります。
するとその子供はモテないので子孫を残せません。
だからこそ、メスは汚いオスを徹底的に避けたいのです!
羽が汚い、というのは人間の勝手な主観です。
羽が汚いオスは、羽が芸術的観点で汚いからモテないのではありません。
モテないからこそ、モテないのです!
人間は汚くてもモテる
「じゃあ人間も動物なので、顔がイケメン、高身長しかモテないのか!」
と思うかもしれません。
しかし、決してそれだけではありません。
たしかに、人間も同じように動物です。
イケメンがモテるし、高身長もモテます。
ですが、人間の武器、「頭の良さ」を利用し、ピーコックセオリーをハッキングすることができます。
人間はクジャクと違い、たとえば、服装で後天的に羽を作り上げることができのです。
たとえば、筋肉です▽
りゅうちぇるや下北系がモテる理由
りゅうちぇるのようなファッションや、
下北系のようなファッション誌の服。
一見中二病のような英字のパーカー。
このような服がモテるのは、ピーコックセオリーのおかげだといえます。
海外のベストセラーなナンパ本には、バーやクラブでは女のを引くために変な帽子や目立つ服を着ろ、という理論で書かれています。
金髪がモテるのも同じ理由
金髪も同じです。
金髪の人がモテているのもこの理由です。
いきがってる服を着ると、先輩や同級生に叩かれる。
派手な髪は、教師や上司の評価が落ちる。
これは、規則に従っているからではありません。
モテの足を引っ張ろうとする(なぜならモテをみんなでいじめれば、メスが非モテに回ってくるため)、非モテの本能の行動です。
にも関わらず、派手な格好や派手な髪型をする人間のオスがいたとする。
ならば、そのオスは、いろんな妬みや軋轢(あつれき)やいじめをはねのける、強い男の証明になるのです。
人間のメスが放っておくはずがありません。
ただマネするのは危険と説明した。▽
⇒【ファッション誌の真似は禁物!?】
⇒【流行はファッション業界の陰謀!?】
しかし、イケメンや高カーストやおしゃれな人が、ファッション誌のような格好をすると、ピーコックセオリーでモテるのだ。
ダサさ=希少性
王道とは、実は自分を消すファッションです。
スーツや制服なんかは確かにおしゃれで無難中の無難です。
一方、ファッション誌などで、モデルが着ている服は確かにダサいかもしれない。
しかし、常人が着るととってもダサいその服を、上手に着こなすことができる。
その事実自体に意味があるんです!
服のおしゃれさなどは、孔雀の羽の芸術的な綺麗さぐらいどうでもいいことです。
周りに叩かれる格好や振る舞いができる。
周りの圧力に打ち勝てる強さがある。
なぜなら、優秀なオスだから。
メスはそう考えてしまうのです。
これこそが、ピーコックセオリーのハッキングです。
陰キャは目立つ格好ができない
非モテや陰キャは、無難な格好しかできません。
学生時代を思い出しても、陰キャやオタクが、ヤンキーのような格好をしたくても、ヤンキーに叩かれて無理でした。
そして、ヤンキーは当たり前にモテます。
⇒【金髪・タバコ・ヤンキーがモテる⁉】
⇒【猫背のせいでモテなくなる⁉】
ダサい格好をすればいいということではない
別にダサい格好をしろというわけではありません。
本質を理解してください。
・筋肉
・波風たてそうな振る舞い
・上司にたてつく態度
・ヤンキーに負けない格好
・無難じゃない格好
・いかつい髪型(ただしおしゃれに)
・大声で盛り上がる(ただし陽キャと陽キャなことで)
などなど。
共通することは、孔雀の羽根と同じで。いかに目立つか、ライバルに嫌われそうか、上司にいじめられそうか、明らかに周りから目立つか、つまり死にそうかです。
そして、そんな死にそうな格好をしているのに、しっかりとした芯を持った男こそ、強い男の証明となるのです。
⇒【メガネでファッションは台無しに!?】
⇒【女子ウケ靴は革靴一択!?】
まとめ
ピーコックセオリーとは、クジャクが子孫を残せている自然界を説明する理論です。
死にやすい格好をしているからこそ、男の強さを女性に本能的に証明することができるのです。
この記事へのコメントはありません。