結論から言うと、科学的には、試験前に食べるチョコはかえって逆効果だと分かっています!
根拠として「砂糖を摂取することで、テストの点が下がった」という研究結果があります。
これは後ほど解説します。
また、人は砂糖をとると眠くなってしまいます。
このことは、医師が教える食事術という本などに詳しく書かれています。
なぜ眠くなるのかというと、血の中の糖分の量「血糖値」が急上昇し、その後急低下するからです。
血糖値が急低下すると、人は眠くなります。
「チョコに含まれるブドウ糖が脳の栄養源になり、勉強で浪費したエネルギーを回復してくれる。」
こんな単純なはなしじゃなかったんです…!
さらにくわしく解説していきます。
目次
砂糖のデメリット1:テストの点数が下がる
オタゴ大学の49人の男女を対象にした実験【R】をご紹介します。
オタゴ大学の実験内容
被験者に、
砂糖を飲んだあとで、
・刺激への反応速度
・計算能力
・テスト
をやってもらいます。
その後、認知機能の変化を調べます。
これを4週間にわたって行います。
実験結果:砂糖でテストパフォーマンスが下がった
その結果、ブドウ糖とスクロースの摂取により、有意に認知テストのパフォーマンスが下がったというデータが得られました。
ラムネなどに入っていて、よく「テスト前に良い!」と言われるのが、このブドウ糖です。
また、スクロースは砂糖の主成分です。
ブドウ糖と果糖がくっついたやつです。
果糖と人工甘味料は悪影響なし
いっぽうで、果糖と人工甘味料には、パフォーマンス低下の悪影響は見られなかった(p<0.05)のだそうです。 フルーツやガムは悪影響がないということですね。 (あくまで勉強に関しては) まさに、テスト前のチョコは逆効果だったんですね…!
⇒大学デビューがバレる理由とは!?
⇒大学デビューは階段状にしろ!?
砂糖のデメリット2:眠くなる
さらなる砂糖のデメリットとして、眠くなってしまいます。
最新の医学の意見は「砂糖は眠くなる」
砂糖を取ると、血糖値が急上昇し急降下するため、眠くなる。
これは、医師が教える食事術という本などに詳しく書かれています。
これは、現代の医学の常識です。
ブドウ糖を直接とる意味は、無い。
確かに、脳が働くために必要なの栄養源はブドウ糖です。
しかし、普通に米やパンなどの炭水化物(でんぷん)を取れば、それが体の中で分解されブドウ糖になります。
お米を噛み続けると、甘くなりますよね?
それは糖分に分解されているからです。
別にブドウ糖を直接取る必要なんて無かったんです!
炭水化物のほうが長持ちする燃料
むしろそういった炭水化物のほうが、分解がゆっくりで眠くならずに、脳のエネルギーとして長もちするのです。
この血糖値の上がりにくさを、GI値と呼びます。
ナッツや芋などのほうが、米よりもさらにGI値が低いのでおすすめです。
脳のブドウ糖が足りない、は気のせい!?
そもそも、運動などした場合は、足りなくなることもありますが、普通に3食食べていて、勉強で足りなくなるなどおかしな話です。
脳は体でいちばん大事な部分です。
ブドウ糖が足りなくなったら死んでしまいます。
具体的には、肝臓が栄養分を貯めておくため、ブドウ糖は一定に保たれます。
「疲れたー!砂糖が足りない」
というのは、完全な気のせい。
疲れたのと、砂糖は関係ありません。
ブドウ糖は、ちゃんと脳に行き渡っています。
⇒理系はブラックで就職有利!?
⇒なぜ大学の講義は難しいのか!?
砂糖の勘違い|スッキリ感は嘘!!逆にストレスが貯まる
チョコを食べて頭がスッキリしたように感じるのは、甘いものを食べたドーパミンの影響です。
・脳の働きが良くなる
・ストレス発散になる
・栄養がとれて疲労回復になる
というのは全部嘘です!
その科学的根拠となる論文に、ワーウィック大学などによるメタ分析(文献の数31、サンプル数約1,300人)【R】があります。
結果はこんな漢字です。
・砂糖をとってから60分後には、たいていの人は集中力が低下する
・砂糖をとってから30分後には、たいていの人は疲労感が増加する
いいことが全くありませんね…!
あなたのその疲れは、ひょっとするとむしろ、砂糖のせいかもしれません…!
⇒大学内恋愛は気まずくなる!?
⇒モテるには女性用香水をつけろ!?
まとめ
砂糖を取ると、1,テストの点が下がり、2,眠くなるのでおすすめできません。
ストレス解消や疲労回復も、単なる嘘です。
嘘をついたほうが、お菓子メーカーは売れますからね。
食べるなら、ご飯などの炭水化物を食べるようにしましょう。
また、ナッツやイモ類のほうがさらに、GI値が低いため、間食におすすめです。
チョコを食べている人に、これだけで、差をつけてやることができるのです!
この記事へのコメントはありません。